• ホーム
  • カンジダ治療薬に欠かせない有効成分クロトリマゾールとは?

カンジダ治療薬に欠かせない有効成分クロトリマゾールとは?

薬を飲んでいる女性

カンジダ治療薬に欠かせない有効成分としてクロトリマゾールがあげられます。クロトリマゾールは真菌の細胞膜を構成する物質であるエルゴステロールが生合成する過程を阻害する作用があります。このエルゴステロールを生成できなくすることによって、真菌の細胞膜機能を低下することが可能です。有効成分クロトリマゾールの作用から菌の繁殖を抑制することができ、消滅させる働きがあります。真菌の細胞膜のほとんどを占める脂質二重層機能を低下することができ、この脂質二重層を構成するのはリン脂質です。クロトリマゾールはリン脂質と親和性を持って結合し、リン脂質が結合することによって脂質二重層配列が乱れる仕組みです。細胞膜の透過性が促進され、膜の透過性が促されるので細胞を構成する成分は細胞の外に漏出し、核酸細胞にとって致命的な成分を分解することができます。膜の透過性を促しながら、菌体外から細胞内の必須代謝基質の取り込みを阻害することが可能です。これらの作用によって招かれる細胞死により、クロトリマゾールは真菌について殺菌的に作用することができます。

クロトリマゾールはエルゴステロールが合成されるプロセスにおいて、必要になるシトクロムP450と呼ばれている酵素の働きを阻害することが可能です。妨害されると真菌の細胞膜構造と機能維持に必要なエルゴステロール欠乏が起こるので、細胞膜に有害である中間生成物に関する蓄積が起こり真菌の成長や増殖などを抑えることができます。臨床試験においておりものの異変といった症状を伴う患者や、外陰部のかゆみや腫れの症状を伴う外陰膣炎患者を対象にして行われています。クロトリマゾールの副作用について、膣錠の場合は熱感や刺激感があり、クリームなどの外用薬の場合は刺激感や皮膚炎などが報告されています。しかしほとんど局所的な副作用で、内服薬に見られる全身性症状や酷い副作用は確認されていません。いろいろな抗真菌薬があり、ラミシールはテルビナフィン塩酸塩を成分にした内服薬です。アリルアミン系抗真菌薬で、特に爪水虫などに対して体の内部から作用を発揮します。ノルバティス社より製造・販売されていて、幅広い世代の人が利用しています。尚、ラミシールなどのテルビナフィンを成分にした内服薬の場合、いくつか副作用が心配されることがあります。アリルアミン系抗真菌薬は高い効果を発揮するのですが、膣などのデリケートゾーンに利用するならクロトリマゾール治療薬がおすすめです。膣錠タイプと外用薬のクリーム剤があり、膣剤の場合は膣に挿入する薬でカンジダ菌に対し有効成分を直接届けることができるので便利です。服用方法は6日間の継続的な治療で、きちんと服用方法を守っていると確実に膣カンジダ症を完治することができるでしょう。